【飯豊本山/福島県】初夏の飯豊連峰!小屋泊(弥平四郎ピストン)

東北の日本百名山
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初夏の飯豊連峰!小屋泊(弥平四郎ピストン)

飯豊連峰の情報

飯豊山のデータ

標高:2105m
所在地:福島県喜多方市・山形県西置賜郡小国町・新潟県東蒲原郡阿賀町
分類:日本百名山

登山記録(2019年7月)

行程:弥平四郎登山口⇒三国小屋⇒切合小屋⇒本山小屋⇒飯豊山(ピストン)
【一日目:切合小屋泊 二日目:三国小屋泊】
距離:23.4km
上り:2396m   下り:2402m
時間(休憩含む):19時間31分

【一日目】弥平四郎登山口⇒切合小屋
行動時間:8時間22分
距離:8.4km
上り:1412m
下り:370m

【二日目】切合小屋⇒山頂⇒三国小屋
行動時間:8時間2分
距離:8.9km
上り:770m
下り:873m

【三日目】三国小屋⇒弥平四郎登山口
行動時間:3時間6分
距離:5.9km
上り:212m
下り:1157m

飯豊連峰の山バッジ

購入場所:本山小屋
料金:800円
デザインはイイデリンドウとヒメサユリの2種類あり、二つセットで1500円でした。

山頂までの登山道の様子(ポイント、山小屋など)

【一日目】弥平四郎登山口⇒切合小屋

西会津ICから弥平四郎登山口までの道は途中から未舗装になり、悪路ですが普通車で通行可能です。道が狭く凹凸もあるので、無理せずにゆっくり注意して運転しましょう。

弥平四郎登山口は20台程度駐車可能で、仮設トイレもあります。

弥平四郎登山口から疣岩山(いぼいわやま)までは新長坂ルートと新ルートがあり、今回はを新ルートを歩きました。新ルートは水場がありません。

上ノ越からは尾根を歩きます。ここにはサンカヨウが生えていて、写真のようにたくさんの実をつけていました。サンカヨウの実って色づいてくるとブルーベリーに似てますよね。

尾根を歩き標高を上げていくと、飯豊連峰の巨大な山塊が姿を現します。
この日はトンボが多く、蚊はあまり気になりませんでしたが、二日目にブヨに刺されてひどく腫れたので、ブヨ対策が必須です。

この時期は様々な植物が咲き乱れ、登山者たちを癒してくれました。ニッコウキスゲ↓↓

ツマトリソウ↓↓

シャクナゲ↓↓

植物たちに励まされながら登り、疣岩山(いぼいわやま)に到着しました。この手前で新長坂コースと合流します。

アカモノ↓↓

福島県・山形県・新潟県に自生しているヒメサユリとニッコウキスゲの共演↓↓

ウラジロヨウラク↓↓

可憐なヒメサユリが登山道脇に生えていて、テンションも上がります。ここから山頂までまだまだ距離はありますが、景色の良い天空の散歩道って感じで楽しく歩けます。

弥平四郎登山口を出発して5時間40分ほどで三国岳山頂にある三国小屋に到着しました。

飯豊連峰の山小屋のトイレはどこもしっかりとした作りできれいなので、気持ちよく使用することができます。山のトイレは管理が大変なので、感謝してチップとして100円以上は入れるようにしましょう。

注意書きに従い、丁寧に利用しましょう。

飯豊連峰の山小屋は基本避難小屋ですが、シーズンには管理人さんが滞在していることも多く、飲み物やバッジなどのオリジナルグッズが売られています。宿泊協力金は2500円でした。
※今回の山行では二日目にここに宿泊しました。

御沢登山口や川入登山口から登った場合もここで合流します。
そのうち剣が峰を歩いてみたい。

三国岳から種蒔山までの道には険しい岩場があります。三点支持(両手両足で岩をとらえ、1点だけ動かす)を意識して慎重に歩きましょう。

少しガスってきました。稜線の下には雪渓が残っています。

ガスの切れ間から飯豊連峰の雄大な景色が見えて、テンションが上がります。

夏場でも雪渓が残るので、チェーンスパイクか軽アイゼンがあると安心です。夏場の雪渓歩きは涼しくて気持ちがいいですね。

日本アルプスにも負けない壮大なスケール!

今回は小屋泊ですが、そのうちテントを担いでのんびりと縦走してみたい。

1日目に宿泊する切合小屋が見えてきました。切合小屋にはきれいなトイレ棟とテント場(一張1000円)があります。

切合小屋の前には水場があり、とても便利です!!近くの沢水を引いており、管理人さんが常駐している時期(7月初旬から10月初旬)は利用できるそうです。

切合小屋の入り口付近には雨の日でも料理ができる食事スペースがあります。一日目はここで夕食を食べました。外観はこんな感じです↓↓

食事スペースの中はこんな感じ↓↓

夕食は豪華に春菊たっぷりのすき焼き↓↓と

具だくさんアヒージョ↓↓

すき焼きには〆にご飯を入れました。美味しい夕食を食べて二日目に備えてしっかりと休みました。

【二日目】切合小屋⇒山頂⇒三国小屋 【三日目】三国小屋⇒弥平四郎登山口

朝ごはんを食べて、支度をすませ、6時30分に切合小屋を出発しました。天気は曇りでしたが、稜線上には様々な花が咲いていて楽しませてくれます。

ハクサンフウロ↓↓ハクサン〇〇という花を見ると白山登山を思い出します。

切合小屋を出発して2時間ほどで本山小屋に到着しました。ここにもきれいなトイレ棟とテント場があります。

本山小屋の先には飯豊山神社があります。

本山小屋から20分ほどで飯豊山頂に到着しました。雨がパラついており、展望はありませんでした。飯豊山頂からの眺めは次回の楽しみにとっておこうと思います。

10時前に山頂を出発し、途中の切合小屋で昼食休憩をとり、14時15分頃に三国小屋に着きました。

二日目は三国小屋に泊まり、三日目は三国小屋から弥平四郎登山口まで行きと同じ道を通って下山しました。3時間ほどかかりました。

山小屋情報(三国小屋・切合小屋・本山小屋)

【三国小屋(三国岳避難小屋)】
素泊まり料金:2500円
トイレ:小屋の中にあり

【切合小屋】
素泊まり料金:3000円
テントサイト代:1000円
トイレ:小屋の裏にトイレ棟あり
水場:小屋の前にあり

【本山小屋(飯豊山避難小屋)】
素泊まり料金2500円
テントサイト代:1000円
トイレ:小屋近くにトイレ棟あり
水場:稜線上から100mほど降りたところ

下山後の温泉&グルメ

飯豊連峰周辺の温泉

・ふれあいランド高郷
利用料:500円
営業時間:9時00分ー21時00分

飯豊連峰周辺のグルメ

・そば伝承館
営業時間:10時00分ー16時00分

山都そばAセット(1200円)をいただきました。

 

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