稜線が美しい早池峰山（小田越コースピストン）

早池峰山の情報
山頂までの登山道の様子（ポイント、山小屋など）
1. 【ピストン】小田越コース（小田越登山口⇒山頂）
2. 山頂の様子（標識や山小屋、トイレブースなど）
下山後の温泉＆グルメ
1. 早池峰山周辺の温泉
2. 早池峰山周辺のグルメ

早池峰山の情報

早池峰山のデータ

標高：１９１７ｍ
所在地：岩手県花巻市・遠野市・宮古市
分類：日本百名山

登山記録（２０１９年９月）

行程：河原坊駐車場⇒小田越登山口⇒五合目（御金蔵）⇒早池峰山頂　※ピストン
距離：９．２ｋｍ
上り：８８１ｍ　　下り：８９３ｍ
時間（休憩含む）：６時間２３分

早池峰山の山バッジ

購入場所：道の駅はやちね神楽とワインの里

山頂までの登山道の様子（ポイント、山小屋など）

【ピストン】小田越コース（小田越登山口⇒山頂）

小田越登山口周辺への駐車は禁じられているため、車は河原坊駐車場へ。

河原坊駐車場は５０台程度駐車でき、水洗トイレもあります。（トイレスポット①）
向かいには早池峰総合休憩所があります。
ここから３０分程度道路を歩けば小田越登山口に到着です。

以前は小田越登山口周辺の路肩に駐車する人たちもいましたが、２０１９年頃から路肩に駐車しないようにロープが設置されています。ルールを守りましょう。

小田越登山口前には毎年仮設トイレが設置されています。（トイレスポット②）

小田越登山口で登山計画を提出し、登山スタート！！

登山口には使用済みの携帯トイレを廃棄する「携帯トイレ回収ボックス」が設置されています。
以前、早池峰山の山頂にあった汲み取り式トイレは撤去され、携帯トイレブースになりました。
汲み取りトイレがあったころは地元のボランティアによって担ぎ下ろしを年に５回程度行っていたそうです。早池峰山は山のトイレ問題に関して関係者を中心に議論を重ねており、山トイレ問題に関して先進的な取り組みを行っている山です。早池峰山を登る際には、洋式の携帯トイレブースで使用できる大きめの携帯トイレを持参しましょう！忘れても山頂の小屋にて携帯トイレの無人販売があるので安心です。「山に登る登山者達が山の自然を壊してはならない」ということを再確認させてくれる山ですね。

オオシラビソなどの樹林帯を４０分程度歩くと森林帯を抜けて視界が開けます。
早池峰山は蛇紋岩という特殊な岩石でできています。この蛇紋岩は濡れていると特に滑りやすいので注意が必要です。

この日は９月中旬でしたが、植物がきれいでした。早池峰山は１００種類を超える様々な花を見ることができます。

登る時期によって見られる花が異なるので、何度登っても飽きません。
固有種のハヤチネウスユキソウは例年６月中旬から８月上旬ごろに見られます。

後ろを振り返ると薬師岳（標高１６４５ｍ）が見えます。最初は大きく感じますが、登って標高が上がってくるといつも間にか薬師岳が下に見えます。

早池峰山の名物！鉄梯子！
急勾配のため少し怖いですが、３点固定（両手両足のうち３点は地に着けた状態にする）を意識して丁寧に登れば問題ありません。登っている途中で物を落とすことのないように身の回りの荷物（ザックの横に入れているペットボトルなど）を確認してから登りましょう。

山頂の様子（標識や山小屋、トイレブースなど）

小田越登山口から２時間４０分程度で山頂の避難小屋に到着しました。
しっかりとした小屋で中もきれいです。

小屋の入り口に携帯トイレの無人販売があります（１個４００円）

携帯トイレブースの中はこんな感じです↓↓

携帯トイレのセット方法が分かりやすく書いてあります。
セットが済めば普通の洋式便器のように座って用を足すことができます。
その後に凝固剤を入れて固めて袋を縛り、ジップロックのような袋に入れて持ち帰ります。
携帯トイレブース内は汚物等がないため、匂いも気にならず個人的には汲み取り式トイレよりも携帯トイレを使うほうが快適です。他に福島県の磐梯山にも携帯トイレブースがありますが、もっと多くの山に普及することを願っています。

早池峰山の山頂は避難小屋の奥にあります。天に向かって無数の剣が立っています
とても神々しい神聖な場所ですね。